オリオン・ブルー

2022.05.01開幕

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ファンタスティックアホエロ

お話

１章：楽園の恋

２章：慶びごと

３章：大水晶環壁

４章：百花繚乱

平凡なサラリーマンの青峰（あおみね）虹（こう）は、
草津の露店風呂から異界に堕ちてしまう。
そこは美しい碧の楽園――水晶郷で、
彼らの絶対君主として崇められるが、
その代償に、いと高き慶（よろこ）びの住居（すまい）で…

牧歌

翠巒（すいらん）したたるばかりの眺望絶景。
世俗から切り離された、現実を超えた、
エデンの楽園さながらの美しさ。
豊穣の土地は精気と生命とに充ち溢れ、
楽園の鳥が飛び交う。

崩壊

水晶領の半永久的な防衛機構、大水晶環壁（かんぺき）。
亀裂から妖魔の血潮、心霊の放射が可視化している。瑕（きず）は少しずつ広がり、やがて粉砕にいたらしめるだろう。
金剛よりもなお強い水晶壁を傷つずにはおかぬ、暗黒の意思を感じる。

儀式

水晶族最終奥義――
宇宙に花ひらく奔放なる百花繚乱。
純粋な悦びによる絆に結ばれて、
生命神秘の涅槃（ニルヴァーナ）の扉が開かれた。